ネットワーク上のユーザーとファイルやフォルダーを共有したいです。
ネットワーク共有を行うには、事前準備と設定が必要です。
セキュリティーアプリをご使用の場合、あらかじめPCへの通信を許可する設定が必要となります。
設定方法については、セキュリティーアプリの取扱説明書をご確認いただくか、メーカーまでお問い合わせください。
ファイルやフォルダーを共有する前の事前準備
コンピューター名とワークグループを設定します。
コンピューター名は、共有する他のパソコンと異なる名称を設定し、ワークグループは共有するパソコン全てで同一の名称に設定します。
設定方法については、以下の関連FAQを参照してください。
ワークグループとコンピュータ名の設定が完了したら、「ファイルとプリンターの共有」や「共有の詳細設定」など、共有に関する設定を行います。
以下のボックスの中から、目的の操作をクリックしてご確認ください。
「スタート」ボタンをクリックして、スタートメニューから
「設定」をクリックします。
「設定」が表示されます。左のメニューから「ネットワークとインターネット」をクリックします。
「ネットワークとインターネット」が表示されます。無線接続の場合は「Wi-Fi」を、有線接続の場合は「イーサネット」をクリックします。
※画像の例では「Wi-Fi」をクリックしています
「Wi-Fi」が表示されます。接続済みの「(ネットワーク名称)プロパティ」をクリックします。
「(ネットワーク名称)プロパティ」が表示されます。「プライベートネットワーク」をクリックして、有効の状態 にします。
続いて左列にある「ネットワークとインターネット」をクリックします。
「ネットワークとインターネット」が表示されます。下にスクロールし「ネットワークの詳細設定」をクリックします。
「ネットワークの詳細設定」が表示されます。「共有の詳細設定」をクリックします。
「共有の詳細設定」が表示されます。「プライベートネットワーク」をクリックし、「ネットワーク探索」をオン にします。
同様に、「ファイルとプリンターの共有」もオン にします。
※必要に応じて「すべてのネットワーク」欄をクリックして展開し、「パブリックフォルダーの共有」や「パスワード保護共有」をオン にしてください。
「パスワード保護共有」は、共有するパソコンからお使いのVAIO本体へアクセスしようとした際に、ユーザー名とパスワードの入力を求めるかどうかを設定する項目です。
例として、この設定をVAIO本体で有効にしている場合、 外部のパソコンからご利用のVAIO本体へアクセスすると、VAIO本体に設定されているアカウントのユーザー名とパスワードを入力しないと外部から参照できなくなります。
この場合、アクセスされる側のVAIO本体のユーザーアカウントに、パスワード設定が必要となりますので事前に設定しておく必要があります。
各設定が完了したら、VAIO本体を再起動します。
以上で操作は完了です。
共有したいファイル、またはフォルダーを右クリックし、表示されたメニューから「その他のオプションを確認」をクリックし、メニュー項目をすべて表示します。
メニュー項目が表示されます。「アクセスを許可する」をクリックし、「特定のユーザー」をクリックします。
「共有する相手を選んでください」が表示されます。入力欄右側にある をクリックします。
表示された一覧から、共有を許可するユーザーをクリックします。
ここでは、例として「Everyone」を選択しています。
※「Everyone」をクリックすると、同じネットワーク上のすべてのユーザーに対して、コンテンツを共有することになります。
共有を許可するユーザーがボックスに表示されます。「追加」をクリックします。
一覧にユーザーが追加されます。必要に応じて「アクセス許可のレベル」欄をクリックして変更し、「共有」ボタンをクリックします。
「ユーザーのフォルダーは共有されています。」と表示されます。「終了」ボタンをクリックします。
以上で操作は完了です。
「スタート」ボタンを右クリックして「エクスプローラー」をクリックします。
エクスプローラーの左側に表示されている 「ネットワーク」をクリックします。
コンピュータ欄に表示のある別のパソコン(コンピューター名)をダブルクリックします。
「Windows セキュリティ」が表示された場合
「ユーザー名」および「パスワード」欄には「接続したいパソコン(相手)側のユーザー名とパスワード」を入力し「OK」ボタンをクリックします。
※「資格情報を記憶する」にチェックを入れると、次回接続時はユーザー名やパスワードを入力せずに接続できます。
パスワードで保護された共有が有効になっている場合は、共有フォルダーにネットワーク上のほかのパソコンが接続するためには、接続する側のパソコンは接続される側のパソコン上のユーザーアカウント、およびパスワードを持っている必要があります。
このため、ワークグループに属しているすべてのパソコン上に同じユーザーアカウント、およびパスワードを作成すると接続しやすくなります。
SMB1.0について
Windows 10 / 11では、より安全なネットワーク共有の通信手段としてSMB 3が使われています。
既存の機器の一部では、旧規格であるSMB 1.0を有効にしないと共有がうまくいかない場合があります。
その場合は「SMB1.0を有効にする」ことで回避できる可能性があります。
なお、マイクロソフト社では、SMB1.0を有効にするとセキュリティリスクが増える旨を宣言しています。
お手元の機器が、この手段でしかネットワーク共有が実現できない場合は、新規に入れ替える、もしくはクラウドシステムに移行するなど、抜本的に解決いただくことをお勧めします。
以下のマイクロソフト社のページをご参照ください。
「コントロールパネル」を表示します。
「コントロールパネル」の表示方法が「カテゴリ」になっていることを確認し「プログラム」をクリックします。
「プログラム」が表示されます。
「Windowsの機能の有効化または無効化」をクリックします。
「Windowsの機能の有効化または無効化」が表示されます。
やや下方へスクロールし「SMB 1.0/CIFS ファイル共有のサポート」を確認し、左側のボックスをクリックして、チェックを付けます。
「SMB 1.0/CIFS ファイル共有のサポート」にチェックが付いたことを確認して、左端にあるをクリックします。
配下に表示される、3つの項目にチェックが入っていることを確認します。
「SMB 1.0/CIFS クライアント」、「SMB 1.0/CIFS サーバー」、「SMB 1.0/CIFS 自動削除」の3か所にチェックを確認できたら「OK」をクリックします。
※チェックがない場合は、ボックスをクリックして3箇所すべてにチェックを付けます。
※基本的にはチェックのつかない「無効」の機能のため、設定後もWindows update 等により意図せずこのチェックが無効化されることがあります。
以上で操作は終了です。