[VAIO_PC] 内蔵時計の時刻がずれる
2014/07/28
公開 | 2023/08/02
更新
対象モデル:VAIO_PC
PCの内蔵時計の調整方法について教えてください。
PCの内蔵時計の仕組みと時刻を調整する方法について、それぞれ説明します。
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内蔵時計の調整方法については、それぞれ以下のリンクよりご確認ください。
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事前確認
PC の内蔵時計には、ハードウェアの時計とソフトウェアの時計の2 種類があります。
ソフトウェアの時計は、OS の起動時にハードウェアの時計を参照して時刻をセットし、OS の終了時に時刻をハードウェアの時計に書き戻します。
この動作によって、ハードウェアの時計とソフトウェアの時計は同期する(同じ時刻を示す)ようになっています。
ソフトウェアの時計の動作がほかのプログラムによって影響を受け、常に時刻が遅れたり進んだりしているようになると、誤った時刻がOS の終了とともにハードウェアの時計に反映されてしまいます。
その結果、誤った時刻が次のOS 起動時に読み込まれ、時刻の遅れや進みがさらに積み重なるので、PC の起動・終了のたびに、時刻の遅れや進みが増大してしまいます。
内蔵時計のハードウェアの精度は、システムの設計、バックアップ電池の劣化の度合い、使用場所の温度などによっても大きく変化します。
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日付と時刻を調整する
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タイムゾーンの設定が正しくないと、正しい時刻が表示されません。
以下の手順で正しい日付と時刻に調整してください。
- [コントロール パネル]画面を表示します。
- [コントロール パネル]画面が表示されるので、[時計、言語、および地域]を選択します。
※Windows 11 は[時計と地域]
- [時計、言語、および地域] ※Windows 11 は[時計と地域] 画面が表示されるので、[日付と時刻]を選択します。
- [日付と時刻]画面が表示されるので、[日付と時刻]タブを選択し、[タイム ゾーンの変更]ボタンを選択します。
- [タイム ゾーンの設定]画面が表示されるので、下向きの三角のボタンを選択して、[(UTC+09:00) 大阪、札幌、東京]を選択し、[OK]ボタンを選択します。
- [日付と時刻]画面に戻るので、[日付と時刻の変更]ボタンを選択します。
[ユーザー アカウント制御]画面が表示された場合は、[はい]ボタンを選択します。
パスワードの入力画面が表示された場合は、管理者権限を持つアカウントのパスワードを入力し、[はい]ボタンを選択します。
- [日付と時刻の設定]画面が表示されるので、正しい日時を設定して[OK]ボタンを選択します。
- [日付と時刻]画面の[OK]ボタンを選択します。
以上で操作は完了です。
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ハードウェアの時計を調整する
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ハードウェアの時計は、BIOS セットアッププログラムで時刻を合わせます。
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BIOSセットアッププログラムを起動します。
BIOSの起動方法はモデルにより異なります。下記の関連Q&Aを参照してください。
▼関連Q&A:
[VAIO PC] BIOSセットアップメニューを起動/終了する方法
- [main]画面が表示されるので、キーボードの上下の矢印キーを押し、カーソル(反転したブロック)を日付/時刻の目的の位置に移動させます。
日付の項目は[System Date]、時刻の項目は[System Time]と表示されています。
- 日付、または時刻を、時計や時報を使って合わせます。
カーソルがある部分の数字を増やすには、スペースキーや[+](プラス)キーを使用し、数字を減らすには、[-](マイナス)キーを押します。
設定が完了したら、[Exit]の画面に移動してBIOS セットアッププログラムを終了します。
参考情報
上記手順の2 で時刻をセットし終わったら、カーソルは「年」の位置に移動させた状態で、BIOS セットアッププログラムをそのまま稼動させ続けます。
数時間後に時刻合わせに使用した時計や時報などとBIOS の時刻表示を比較し、その誤差からハードウェアの時計の精度を把握することができます。
稼動させ続ける時間が長いほど、日差や月差に換算した値がより正確になります。
この際、必ずAC アダプターを接続した状態で行ってください。
PC の内蔵時計に使われているハードウェアの精度(性能)は高いものではありません。
ソフトウェアの動作によってはさらに精度を低下させることもあり、時刻表示はいっそう不正確になってしまいます。
PC 内蔵時計は精度を保つことが困難な仕組みですので、ときどき時刻合わせを行うようにしてください。
また、時刻合わせを怠ると、以下のようなトラブルが発生することもあります。
- Windows Update が正常に実行できない場合があります。
- ソフトウェアによっては、現在の年月日がそのソフトウェアの発売年よりも過去にセットされていたり、極端な未来(2050年など)になっていると、正常に動作しなかったり、予期しない不具合が発生する場合があります。
- 企業などで利用しているRAS (リモートアクセスサービス)では、ユーザーID やパスワードの認証だけでなく、そのPC の時刻とサーバーの時刻とのずれが一定範囲を超えた場合にログインできないようなセキュリティーシステムを採用しているところ もあります。
- メールソフトウェアは、PC の時刻を参照してタイムスタンプがつけられます。
あまり大きなずれが発生していると、送信相手に迷惑となることも考えられます。
以上で操作は完了です。
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インターネットを使って時計合わせをする
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インターネット上のタイムサーバーから時刻情報を得て、OS の時計の時刻合わせをする[インターネット時刻]機能があります。
[インターネット時刻]機能を有効にしておくと、PC の時刻は1 週間に1 度、インターネットサーバーと同期が取られます。
ただし、インターネットに常時接続していない環境では、自動で同期が行われないことがあります。
自動で同期が行われなかった場合には、手動で更新をしてください。
- [コントロール パネル]画面を表示します。
- [コントロール パネル]画面が表示されるので、[時計、言語、および地域]を選択します。
※Windows 11 は[時計と地域]
- [時計、言語、および地域]※Windows 11 は[時計と地域] 画面が表示されるので、[日付と時刻]を選択します。
- [日付と時刻]画面が表示されるので、[インターネット時刻]タブを選択し、[設定の変更]ボタンを選択します。
[ユーザー アカウント制御]画面が表示された場合は、[はい]ボタンを選択します。
パスワードの入力画面が表示された場合は、管理者権限を持つアカウントのパスワードを入力し、[はい]ボタンを選択します。
- [インターネット時刻設定]画面が表示されるので、[インターネット時刻サーバーと同期する]にチェックをつけ、任意のサーバーを選択し、[OK]ボタンを選択します
- [日付と時刻]画面の[OK]ボタンを選択します。
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LAN上のサーバーを使って時刻合わせをする(会社内のLAN などに接続している場合のみ)
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会社内のLAN などに接続している場合には、ネットワークにログインした際に、サーバーの時計と同期して時刻がセットできることがあります。
サーバーの時計の精度は、インターネット上のネットワーク・タイムサーバーなどの時刻情報を、どのように取得するのか、また、どのくらいの頻度で得る仕組みになっているのかに依存します。
また、サーバーの時計を合わせる仕組みがメンテナンスされていないなどの場合には、不正確な時刻がセットされることもあります。
サーバーの時計と同期するかどうかや、その精度については、ネットワーク管理者にご確認ください。
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