PCの内蔵時計の調整方法について教えてください。
それぞれ下記を確認してください。
内蔵時計の調整方法については、それぞれ以下のリンクよりご確認ください。
パソコンの内蔵時計には、ハードウェアの時計とソフトウェアの時計の二種類があります。
ソフトウェアの時計は、OSの起動時にハードウェアの時計を参照して時刻をセットし、OSの終了時に時刻をハードウェアの時計に書き戻します。
この動作によって、ハードウェアの時計とソフトウェアの時計は同期する(同じ時刻を示す)ようになっています。
ソフトウェアの時計の動作がほかのプログラムによって影響を受け、常に時刻が遅れたり進んだりしているようになると、誤った時刻がOS の終了とともにハードウェアの時計に反映されてしまいます。
その結果、誤った時刻が次のOS 起動時に読み込まれ、時刻の遅れや進みがさらに積み重なるので、PC の起動・終了のたびに、時刻の遅れや進みが増大してしまいます。
内蔵時計のハードウェアの精度は、システムの設計、バックアップ電池の劣化の度合い、使用場所の温度などによっても大きく変化します。
タイムゾーンの設定が正しくないと、正しい時刻が表示されません。
以下の手順で正しい日付と時刻に調整してください。
以上で操作は完了です。
ハードウェアの時計は、BIOS セットアッププログラムで時刻を合わせます。
BIOSセットアッププログラムを起動します。
BIOSの起動方法はモデルにより異なります。下記の関連FAQを参照してください。
上記手順.2で時刻をセットし終わったら、カーソルは「年」の位置に移動させた状態で、BIOSセットアッププログラムをそのまま稼動させ続けます。
数時間後に時刻合わせに使用した時計や時報などとBIOSの時刻表示を比較し、その誤差からハードウェアの時計の精度を把握することができます。
稼動させ続ける時間が長いほど、日差や月差に換算した値がより正確になります。
この際、必ずAC アダプターを接続した状態で行ってください。
パソコンの内蔵時計に使われているハードウェアの精度(性能)は高いものではありません。
ソフトウェアの動作によってはさらに精度を低下させることもあり、時刻表示はいっそう不正確になってしまいます。
パソコン内蔵時計は精度を保つことが困難な仕組みですので、ときどき時刻合わせを行うようにしてください。
また、時刻合わせを怠ると、以下のようなトラブルが発生することもあります。
Windows Update が正常に実行できない場合があります。
ソフトウェアによっては、現在の年月日がそのソフトウェアの発売年よりも過去にセットされていたり、極端な未来(50年後など)になっていた場合、正常に動作しなかったり予期しない不具合が発生する場合があります。
企業などで利用しているRAS (リモートアクセスサービス)では、ユーザーIDやパスワードの認証だけでなく、そのパソコンの時刻とサーバーの時刻とのずれが一定範囲を超えた場合にログインできないようなセキュリティーシステムを採用しているところ もあります。
メールソフトウェアは、パソコンの時刻を参照してタイムスタンプがつけられます。
あまり大きなずれが発生していると、送信相手に迷惑がかかることも考えられます。
以上で操作は完了です。
インターネット上のタイムサーバーから時刻情報を得て、OSの時計の時刻合わせをする[インターネット時刻]機能があります。
[インターネット時刻]機能を有効にしておくと、パソコンの時刻は1週間に1度、インターネットサーバーと同期が取られます。
ただし、インターネットに常時接続していない環境では、自動で同期が行われないことがあります。
自動で同期が行われなかった場合には、手動で更新をしてください。
会社内のLAN などに接続している場合には、ネットワークにログインした際に、サーバーの時計と同期して時刻がセットできることがあります。
サーバーの時計の精度は、インターネット上のネットワーク・タイムサーバーなどの時刻情報を、どのように取得するのか、また、どのくらいの頻度で得る仕組みになっているのかに依存します。
また、サーバーの時計を合わせる仕組みがメンテナンスされていないなどの場合には、不正確な時刻がセットされることもあります。
サーバーの時計と同期するかどうかや、その精度については、ネットワーク管理者にご確認ください。