「代替の構成」機能を使用すると、1台のPCをオフィスと自宅など、DHCPサーバー環境とTCP/IPを固定して使用する場合に、自動で切り替えが可能になります。
例えば、一般的にオフィスのネットワークに接続する場合、DHCPによりIPアドレスが自動的に割り当てられます。
自宅にPCを持ち帰り、DHCPサーバーが利用できないと、Windowsはユーザーが現在、異なるネットワークに存在することを感知して、代替の構成という別のTCP/IPの設定を使用するように自動的に切り替わります。
操作方法につきましては、以下をご確認ください。
Windows 11 およびWindows 10 プリインストールのVAIO では、「VAIO の設定」アプリにネットワークのプロファイル管理に対応しています。
ネットワークのプロファイル管理機能を使用すると、DHCP環境の有無だけではなく、異なる無線アクセスポイントに接続した場合やWWAN環境なども含めて設定を管理できるため、「VAIO の設定」が利用できる環境では「VAIO の設定」を利用することをお勧めします。
▼関連Q&A:
[VAIOの設定] ネットワーク でプロファイルを設定する
操作方法
[コントロール パネル]画面を表示します。
▼関連Q&A:
[Windows 11]「コントロールパネル」を表示する方法
[Windows 10] 「設定」と「コントロールパネル」画面を表示する方法
[コントロール パネル]画面が表示されるので、[ネットワークとインターネット]の[ネットワークの状態とタスクの表示]を選択します。
[ネットワークと共有センター]画面が表示されるので、画面左側の[アダプターの設定の変更]を選択します。
[ネットワーク接続]画面が表示されるので、インターネットに接続しているネットワークアダプターのアイコンを右クリックし、表示されたメニューから[プロパティ]を選択します。
[ネットワーク接続のプロパティ]画面が表示されるので、[インターネット プロトコル バージョン 4 (TCP/IPv4)]を選択して、[プロパティ]ボタンを選択します。
[インターネット プロトコル バージョン 4 (TCP/IPv4)のプロパティ]画面が表示されるので、[代替の構成]タブを選択します。
[ユーザー構成]にチェックをつけ、任意の項目を入力します。
[設定が変更された場合、終了時に検証する]にチェックがついていると、手順9の後に[Windowsネットワーク診断]画面が表示されて、接続の検証が行われます。
不要な場合は、チェックを外します。
[OK]ボタンを選択します。
[ネットワーク接続のプロパティ]画面に戻るので、[閉じる]ボタン、または[OK]ボタンを選択して画面を閉じます。
以上で操作は完了です。