TPM機能を使用する場合の注意事項を教えてください。
パソコンのモデルによって異なる事項があります。詳細については下記を確認してください。
TPM(トラステッド プラットフォーム モジュール)とは、パソコンのセキュリティを向上させるために使用される機能です。
ハードウェアベースのセキュリティチップで「BitLockerドライブ暗号化」や「Windows Hello」などで使用され、暗号化キーの生成や管理、システムの完全性チェックなどの機能を備えています。
TPM機能を使用する場合の注意事項については以下を確認してください。
「2018年10月以前」に発売のVAIOでは「タッチパネル操作でのスクリーンキーボード」から、回復キーの入力はできません。必ず「本体のキーボード」から回復キーを入力してください。
「2018年11月以降」に発売のVAIOは「タッチパネル操作でのスクリーンキーボード」および「タッチパッド操作でのスクリーンキーボード」どちらも回復キーの入力が可能です。
2016年2月以降発売のモデルに関しては、BIOS上でTPMを無効(Disable) にすることができず、常に「有効」の状態となります。
TPM非搭載のモデルの場合はIntel PTTが搭載されますが、その場合も同様です。
InstantGo搭載機種は仕様上、BIOSでTPMを「無効(Disable)」にすることができません。
BIOSセットアップメニューの設定で、TPMの設定を「無効(Disable)」や、「初期化(Clear)」を実行した場合、BitLockerドライブ暗号化やデバイスの暗号化などで暗号化されているデータに再びアクセスすることができません。
暗号化されているデータが残っている場合は、必要に応じてデータのバックアップなどを行ってから、設定を「無効(Disable)」にしてください。
BIOSセットアップメニューの設定で、TPMの設定を「有効(Enable)」にする場合は、設定を第三者に変更されることのないようBIOSの機能でBIOSパスワード、およびパワーオンパスワードを設定してください。
パスワードの設定方法については、以下の情報を参照してください。
TPMに関して最新のセキュリティー機能を搭載していますが、データやハードウェアの完全な保護を保証するものではありません。
TPMを使用されたことによるいかなる障害・損害に関しても、弊社では一切の責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。
TPM機能を使用するにあたって設定したパスワードは、必ずメモに残すなどして、忘れないようにしてください。
残したメモは、ほかのユーザーに知られないように管理してください。
パスワードを忘れた場合、TPMで保護されたデータは、いかなる手段を用いても復元することはできませんので、ご注意ください。
修理などに出す際は、TPM内やハードディスク、またはSSD上のデータなどをお客様にてバックアップしてください。
バックアップしたファイルは、ほかのユーザーに知られないように管理してください。
修理により、万一データが消失した場合に関しても、弊社では一切の責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。
修理などを行った場合、TPMを交換して返却することがあります。
TPMに関するデータの保守・運用は、お客様にて行ってください。
TPMに関するデータの保守・運用に関して、弊社では一切の責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。
SSD / HDDからリカバリーを行う場合、Cドライブ内のファイルも必要となるため、暗号化を無効にしなかった場合にはリカバリーを行えません。
リカバリーを行う前に暗号化を無効にするか、リカバリーの実行画面で回復キーを入力し、暗号化を無効にしてからリカバリーを行ってください。