対象機種
Realtek Audio Console がインストールされているVAIO
説明
テレワークやWeb会議などで相手に聞き取りやすい音声入力を行うためには、「Realtek Audio Console」というアプリからマイク効果の設定を行います。
※「Realtek Audio Console」がインストールされていない場合は、VAIO のサポートページから最新のオーディオドライバーのインストールを行ってください。
※機種によって画面や項目が異なる場合があります。
本アンサーと設定画面が異なる場合やマイク効果以外の設定については、下記のアンサーをご覧ください。▼関連Q&A:
[Windows 10] Realtek Audio Console の使用方法【テレワーク等で ZOOMアプリをご利用の場合】
ZOOM は最新Ver に アップデートしてご利用ください。
「マイク配列」画面
Realtek Audio Console を起動し、[録音デバイス]>[マイク配列]を開きます。
マイクの録音レベルの調整及びミュート(消音)の設定が可能です。
[マイク ブースト] を+0 dB 以外の設定にすると、マイクからの入力信号を増幅します。
+0 dB/+10 dB/+20 dB/+30 dB から選択が可能で、数字が大きいほど増幅も大きくなります。
ただし、マイクからのノイズも増幅するため、必要以上に大きな設定にすべきではありません。「マイク効果」については次の5つから選択可能です。
それぞれのモードは、使用されるシチュエーションにあわせて調整されていますが、実際にご使用される環境によっては、意図しない音が強調されたり、期待される効果が得られない場合がありますので、実際に使用される前にそれぞれのモードをお試しいただくことをお勧めします。
全てオフ:特別な調整はせずに通常のステレオマイクとして動作するモードです。
一方向:ビームフォーミング(指向性録音)により、VAIO正面方向の適切な音声だけを拾います。
また、ノイズ抑制機能により、ノートPCのファン動作音やキーボードを叩く音など
周囲で定常的に発生するノイズを抑制し、相手に聞き取りやすい音声に調整します。全方向(デフォルト設定):複数名で参加するWeb会議でもマイクからの距離に関わらず
音声を拾うことができ、音声も一定になるように調整されます。また、ノイズ抑制機能により、
ノートPCのファン動作音やキーボードを叩く音など周囲で定常的に発生するノイズを抑制し、
聞き手にとって聞きやすい音声にします。音声認識を強化:Cortana や音声認識ソフトで音声の認識精度を向上させるように調整します。
高品質録音:動画や周囲の音声を高音質で録音できるよう調整します。
【参考情報】
上記のマイクの設定が実際にどのように調整されているのか確認したい場合は、以下の手順で操作してください。
- 「設定」画面を開きます。
- [システム]-[サウンド]をクリックします。
- 「入力」の[デバイスのプロパティ]をクリックします。
- 「関連設定」の[追加のデバイスのプロパティ]をクリックします。
- 「マイクのプロパティ」画面が表示されますので、[聴く]タブをクリックします。
「このデバイスを聴く」のチェックボックスにチェックを入れ、[適用]をクリックします。
以上で、実際にマイクから入力される音声をスピーカーから聴くことができますが、ヘッドホンを接続して聴いていただくと、より一層実際にマイクから入力される音声を確認することができます。
お客様のご使用環境に合わせた設定にしてください。
設定が終わりましたら、そのままではマイクから不要な音が入りますので、「このデバイスを聴く」のチェックボックスのチェックを外し、[適用]をクリックしてください。いわゆる「ハウリング」が起こらないようにエコーを除去します。
ただし、「マイク効果」の設定が「全てオフ」と「高品質録音」の場合は有効にすることができません。有効にするとVAIO から離れた場所で話をしても音声を拾ってくれます。
ただし、「マイク効果」の設定が「全方向」の場合のみ有効にすることが可能です。着信用ノイズキャンセルのオンオフを切り替えます。
オンにすると相手話者の音声に乗るノイズを低減してくれます。共有モードで使用されるサンプリング周波数と量子化ビットを選択可能です。
※あくまでもデータフォーマットとしての選択であり、実際に入力された音声の品質は入力に使用するマイクの品質に大きく依存します。
【ご注意】
音質が一番低い「44100Hz 16Bits」の設定でも音楽CDと同じ音質であり、テレワークやWeb会議ではこれ以上の音質設定は不要と考えられます。
また、音質設定を上げると転送データ量が増えてインターネット回線の転送時に音声の途切れが発生しやすくなることから、「44100Hz 16Bits」以上の設定は行わないほうが望ましいです。