[VAIO_PC] InstantGoの説明

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■InstantGo対応モデル

VJZ13A*シリーズ
VJZ13B*シリーズ
VJZ131*シリーズ

 
 InstantGoについて教えてください。
 
 この機能は一部の対応モデルでのみ利用できます。
   

InstantGoとは、スリープ中(ディスプレイを閉じた場合や電源ボタンを押して画面を消した状態)でも、一定の間隔でWi-Fiが動作しメールなどが受信できるような状態でありながら、電力消費を極力抑えた動作を実現しているOSの動作モードの一つです。
InstantGo対応モデルでは、スリープ中でも、ストアアプリのメールなどでメールが受信できたり、ミュージックアプリで音楽を聴き続けることができます。
スリープからの復帰が非常に早いのも、InstantGo対応モデルの特徴の一つです。

一般的なモデルとInstantGo対応モデルでは以下のような違いがあります。

  一般的なモデル InstantGo採用モデル
ディスプレイを閉じたり、電源ボタンを押してスリープへ移行させたときの動作 すべてのアプリが動作しない。 デスクトップアプリはすべて動作が停止するが、システムが稼動し続け、一部のストアアプリが定期的に動作する。
一定の間隔でWi-Fiが動作する。
スリープからの復帰方法 電源ボタンなど 電源ボタン・Windowsボタン・キーボード・タッチパッドのボタン・LCDを開く・形状の変更・ACアダプターの抜き差しなどで復帰
強制電源OFF 電源ボタンを4秒長押し 電源ボタンを10-15秒長押し
電源プラン 高パフォーマンス/バランス/省電力から選択可能 バランスのみ選択可能
電源オプション 各種設定が可能 一部の項目しか設定できない
休止状態 電源メニューに追加可能 Windows 8.1:メニューに追加できない。
※バッテリーの残量が少なくなった場合のみ休止状態に移行します。
Windows 10:電源メニューに追加可能
USBに接続した機器の動作 電源オプションで接続時の動作について設定が可能 電源オプションに設定項目なし
接続機器の使用状況に応じて接続した機器が自動的に省電力モードに移行する
デバイスの暗号化 非対応 Windows 10/Windows 8.1の全エディションで使用可能

スリープ中(画面が消えている時)のバッテリーの消費量が多い場合

InstantGo対応モデルでは、画面が消えている状態では、デスクトップアプリなどの動作が停止し一般的なモデルのスリープと同様に電力の消費が抑えられますが、アプリの動作状況によっては、画面が消えた状態でも、アプリが稼動を続け、バッテリーの消費が多くなることがあります。
また、Windows Updateで緊急のアップデートが配布された場合も、画面が消えている状態でダウンロードなどが行われ、バッテリーの消費が多 くなることがあります。
このような場合、ご使用のアプリを最新版にアップデートするか、画面が消えている状態に移行する前に使用しているアプリを終了してください。
なお、Windows 10については、電源メニューに休止状態を追加できますので、休止状態を使用してください。
※InstantGo対応モデルの場合、休止状態への移行と復帰は一般的なモデルに比べ高速に動作します。

▼関連Q&A:
[Windows 8.1][Windows 10] [電源]メニューに[休止状態]を表示する方法

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USBに接続した外付けHDDが一定時間後に省電力状態になり動作が停止する

InstantGo対応モデルに、USBの外付けHDDを接続した場合、接続した機器にアクセスをしないと30秒程度で接続した機器が省電力の状態に移行し、動作が停止する場合があります。
一般的なモデルでは、電源オプションのハードディスクの設定で省電力に移行するまでの時間を変更できますが、InstantGo対応モデルでは電源のオプションにこの設定項目がなく変更できません。

 参考情報
 

InstantGo対応モデルでUSBの外付けHDDが省電力に移行するまでの時間を変更するには、バッテリーの消費量が上がりますが、以下の手順で変更が可能です。

USBの外付けHDDが省電力に移行するまでの時間を変更する手順

  1. [Windows]+[X]を押下し「コマンドプロンプト(管理者)」をクリックします。
  2. 入力欄に以下の文字列を入力し、[Enter]キーを一度押下します。
    「powercfg□/change□disk-timeout-ac□5」
    ※□は半角スペースです。
    ※ACアダプタ接続時のHDDの自動停止するまでの時間を5分にする設定です。
    任意の時間に変更したい場合は、整数で任意の数字に設定してください。
  3. 以下の文字列を入力し、[Enter]キーを一度押下します。
    「powercfg□/change□disk-timeout-dc□5 」
    ※スペースは半角です。
    ※バッテリー駆動時のHDDの自動停止するまでの時間を5分にする設定です。
  4. [Enter]キーを押下した際、エラーが出力されなければ 設定は反映されていますので、Windows を再起動します。
  5. 再起動が完了しましたら、HDD を接続し動作をご確認ください。

以上で操作は完了です。
なお、この設定の場合バッテリーの消費量が上がりますので、USBの外付けHDDを使用しない場合は以下の手順で設定を元に戻してください。

変更した設定を元に戻す手順

  1. コントロールパネルを開きます。

    ▼関連Q&A:
    [Windows 10] 「設定」と「コントロールパネル」画面を表示する方法
    [Windows 8.1] [コントロール パネル]画面を表示する方法

  2. 「ハードウェアとサウンド」を選択します。
  3. 「ハードウェアとサウンド」画面が表示されるので、「電源オプション」を選択します。
  4. 「電源オプション」画面が表示されるので、電源プラン(バランス)の「プラン設定の変更」を選択します。
  5. 「プラン設定の編集」画面が表示されるので、「このプランの既定の設定を復元」を選択します。

以上で操作は完了です。

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