[Windows 11] リカバリーメディアの作成に失敗する場合の対処方法

対象モデル
すべて
対象OS
Windows 11

Q. 質問

リカバリーメディアの作成に失敗する場合の対処方法を教えてください。

A. 回答

ハードウェアとソフトウェア、いずれの原因も考えられます。対処方法については下記を確認してください。

事前確認
  • USBフラッシュメモリーの容量は32GB以上が推奨されます。

  • VJZ14*およびVJPZ11*シリーズでリカバリーメディアを作成する場合は、「USB Type-C」「Hi-Speed USB(USB2.0)」「Super speed USB(USB3.0)」いずれかのUSBフラッシュメモリーに、USB Type-Cの規格に準拠した「USB Type C / A変換アダプター」を接続した上で作成してください。
  • リカバリーメディア作成には、FAT32でフォーマットされた「USB2.0」または「USB3.0」に対応したフラッシュメモリーを使用してください。
    ただし、2014年から2017年に発売されたモデルの場合、「USB3.0」規格対応のUSBフラッシュメモリーでは、リカバリーメディアの作成やリカバリーに失敗することがあります。

  • リカバリーメディアは、ACアダプターを接続し、スタンバイ、休止、スリープ状態を解除した上で作成してください。

  • USBフラッシュメモリー以外の周辺機器はすべて取り外してください。

  • ハードディスク上の空き容量が少ない場合、リカバリーメディアの作成ができない場合があります。

  • パーティションを分割し、別パーティションに出荷時以外のOSをインストールした場合、リカバリーメディアの作成ができなくなる場合があります。

  • セキュリティー機能を搭載したUSBフラッシュメモリーは、複数のドライブやパーティションとして認識され、リカバリーデータの作成や保存の機能が制限される場合があります。詳細についてはUSBフラッシュメモリーの取り扱い説明書をご参照ください。

リカバリーメディアの作成に失敗する場合の対処方法については、以下を順に確認してください。
  1. 追加したソフトウェアのアンインストールを行う
  2. ディスクのエラーチェックを行う
  3. USBフラッシュメモリーのフォーマットを行う
  4. 別のUSBポートへの接続を行う
  5. 別のUSBフラッシュメモリーで作成を行う
  6. BIOS設定値の初期化をする
  7. 別のユーザーアカウントの作成を行う

1. 追加したソフトウェアのアンインストールを行う

リカバリー領域へのアクセスを妨げる可能性のあるソフトウェア(暗号化ソフト、パーティション構成変更ソフト、セキュリティ関連ソフト)をインストールしている場合は、一旦すべてアンインストールしてリカバリーメディアが正常に作成できるか確認してください。
アンインストールの手順については、各ソフトウェアが定める方法に従ってください。

参考情報

Windowsのシステムを利用してのアンインストールを求められた場合は、以下の情報を参照してください。

2. ディスクのエラーチェックを行う

リカバリーメディア作成に使用するUSBフラッシュメモリーのエラーチェックを行い、エラーチェックでエラーが表示された場合は、別のUSBフラッシュメモリーを使用してください。
エラーチェックで問題が発生しなかった場合は、パソコンを再起動して正常にリカバリーメディアが作成できるか確認してください。

ディスクのエラーチェックを行う方法については、以下の情報を参照してください。

3. USBフラッシュメモリーのフォーマットを行う

USBフラッシュメモリーを初期化(フォーマット)して、正常にリカバリーメディアが作成できるか確認してください。

  1. リカバリーメディア作成に使用するUSBフラッシュメモリーをパソコンに接続します。

  2. タスクバーにあるエクスプローラーアイコン「エクスプローラー」アイコンをクリックします。
    エクスプローラーアイコンが赤枠で囲われている画像

    参考情報

    スタートボタンを右クリックすることで表示されるメニューからも「エクスプローラー」は表示可能です。
    スタートボタンとエクスプローラーが赤枠で囲われている画像

  3. 「エクスプローラー」が表示されます。
    接続したUSBフラッシュメモリーを右クリックし、表示されたメニューから「フォーマット」をクリックします。
    エクスプローラーのUSBフラッシュメモリー名が赤枠で囲われている画像

  4. 「フォーマット」が表示されます。
    「ファイル システム」で「FAT32」を選択し、「フォーマット オプション」の「クイック フォーマット」のチェックを外して「OK」をクリックします。
    FAT32とクイックフォーマットとOKが赤枠で囲われている画像

    参考情報

    32GBを超える容量のUSBフラッシュメモリーをご利用の場合、「FAT32」が選択肢として表示されません。
    その際は、「exFAT」でフォーマットを行ってください。

  5. 警告画面が表示されます。
    内容を確認し、「OK」をクリックします。
    警告画面のOKボタンが赤枠で囲われている画像

  6. フォーマットが終わると、完了画面が表示されます。
    「OK」をクリックします。
    フォーマット完了画面のOKが赤枠で囲われた画像

以上で操作は完了です。正常にリカバリーメディアが作成できるか確認してください。

4. 別のUSBポートへの接続を行う

現在接続しているUSBボートと別のポートにUSBフラッシュメモリーを接続し、正常にリカバリーメディアが作成できるか確認してください。
※USB2.0ポートがあるモデルの場合は、USB2.0ポートに接続してください。

5. 別のUSBフラッシュメモリーで作成を行う

複数のUSBフラッシュメモリーをお持ちの場合は、別のUSBフラッシュメモリーで、リカバリーメディアが作成できるか確認してください。
リカバリーメディア作成前に、使用するUSBフラッシュメモリーに必要なデータが入っていないことを確認してください。

6. BIOS設定値の初期化をする

BIOS設定値の初期化を行い、正常にリカバリーメディアが作成できるか確認してください。

BIOS設定値の初期化方法については、以下の情報を参照してください。

7. 別のユーザーアカウントの作成を行う

管理者権限のある別のユーザーアカウントでサインインし、正常にリカバリーメディアが作成できるか確認してください。
別のユーザーアカウントが存在しない場合は、新規で管理者権限のあるユーザーアカウントを作成してください。

ユーザーアカウントの作成方法については、以下の情報を参照してください。

参考情報

上記対処方法を行っても問題が改善しない場合は、「VAIOサポートセンター」へご相談ください。

お問い合わせフォームをご利用の際は、以下の記載をお願いいたします。
  • 現在ご覧いただいているFAQ
  • エラーが発生する具体的なタイミング(例:作成開始直後、作成開始後何分後など)
  • 機種名および作成しようとしているリカバリーメディアのOS
  • 使用されているUSBフラッシュメモリーの情報
  • 追加されたソフトウェアの有無
  • 購入直後、もしくはリカバリー直後のリカバリーメディアの作成かなど

VAIOサポートセンター

お問い合わせはこちら: 使い方とトラブルのご相談(新しいタブで開きます)


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