さまざまな原因で発生する現象です。対処方法を順番にご確認ください。
説明
使用中に動作が遅くなる現象には、以下のようにさまざまな原因が考えられます。
該当していないか順番に対処方法をお試しください。
- たくさんのアプリ(ソフトウェア)を起動している
- 開いているファイルが多い
- 追加したアプリが影響している
- マウス、プリンター、ネットワーク機器など、追加した周辺機器のドライバーが影響している
- 何らかのアプリが自動で(バックグラウンドで)実行されている
ウイルスに感染している
本Q&Aは、使用中に動作が遅い(キーボードやマウス操作の反応が悪い)場合の対処方法を説明します。
起動時に時間がかかる(電源を入れてからデスクトップ画面が表示されるまでに時間がかかる)場合は、下記Q&Aをご覧ください。▼関連Q&A:
[Windows 8.1] 起動が遅い場合の確認事項
事前確認
【事前確認】
アプリをインストールした後、または周辺機器を新たに追加した後から動作が遅くなった場合は、ご使用のVAIOのOSや、ハードウェアなどがご利用条件・対象環境に準じていないアプリやドライバーの可能性があります。
その際は、いったんデータを保存して、追加したアプリやドライバーをアンインストールしてどうかお試しください。
対処方法
バッテリーで駆動していないかを確認します
ACアダプターをつながずバッテリーの電力だけでVAIOを使っていると、消費電力を抑えるために、VAIOの本来の性能を100%発揮しないように制御されることがあります。
この場合は、ACアダプターを使用し、[電源オプション]画面で[プロセッサの電源管理]項目の設定を「100%」に変更してください。
[スタート]ボタンを右クリックし、[コントロールパネル]をクリックします。
[コントロールパネル]画面が表示されるので、[システムとセキュリティ]をクリックします。
[システムとセキュリティ]画面が表示されるので、[電源オプション]をクリックします。
[電源オプション]画面が表示されるので、使用しているプランの[プラン設定の変更]をクリックします。
[プラン設定の編集]画面が表示されるので、[詳細な電源設定の変更]をクリックします。
[電源オプション]画面が表示されるので、[詳細設定]タブの設定一覧で[プロセッサの電源管理]の[+]をクリックします。
[最大のプロセッサの状態]、および[最小のプロセッサの状態]の[+]をクリックし、[電源接続時]を[100%]に変更します。
[OK]ボタンをクリックして、[電源オプション]画面を閉じます。
一度にたくさんのソフトウェアやファイルを開いていないか確認します
複数のソフトウェアを同時に起動していると、その分だけメモリーが消費され、PCの動作が遅くなります。使用していないソフトウェアがあれば、こまめに終了しましょう。
特に、静止画や動画を編集、および加工するソフトウェア、動画や音楽を再生するソフトウェアは、PCに大きな負担がかかります。これらのソフトウェアを使用中は、できるだけほかのソフトウェアを終了することをおすすめします。
また、起動しているソフトウェアが少なくても、ソフトウェア内で複数のファイルを開いていると、同様にPCの動作が遅くなります。「Microsoft Excel」や「Microsoft PowerPoint」などで、データ量の多いファイルをいくつも開いたり、「Internet Explorer」のタブを使って複数のWebページを同時に開いている場合は、必要のないファイルやページを閉じることで、改善する場合があります。
PCに負荷をかけているアプリがないかを確認します
起動しているアプリの中で、CPUを占有しているアプリがないかを確認します。
CPUを占有しているアプリがあると、PCの動作が遅くなったりハングアップしたように見えることがあります。
確認方法については、下記の操作手順をご参照ください。【ご注意】
下記の手順で起動中のアプリを強制終了させた場合は、該当のアプリで保存をしていないデータは失われることがあります。
作業中のデータがある場合は、可能であれば保存をしてから、以下の操作をお試しください。また、アプリによっては、終了させることでPCの動作に影響を及ぼすことがありますのでご注意ください。
[タスク マネージャー]画面を表示します。
[タスクマネージャー]画面が表示されるので、[詳細]を選択します。
[プロセス]タブのCPU項目で、数値が高いアプリがないかを確認します。
一覧にCPUを占有しているアプリがある場合は、そのアプリ名を選択して、[タスクの終了]ボタンを選択します。
上記手順でCPU使用率の高かったアプリを終了させた状態で、問題が改善しているかを確認します。
改善された場合は、そのアプリが問題を引き起こしていた可能性があります。
ウイルスチェックが実行されていないか確認します
一般的なウイルス対策アプリは、週に1回などの頻度で、自動的にハードディスクのスキャンを実行し、PCがウイルスに感染していないかを確認します。
ハードディスクスキャンの実行中はPCに大きな負荷がかかり、動作が遅くなります。動作が遅くなって使用しづらい場合は、自動スキャンが行われる設定を変更します。
また、意図しない時間にスキャンが始まっても、一時停止やキャンセルが行える場合があります。
ウイルスチェックがいつ実行されているのかの確認方法や、予約時間の変更方法、設定方法などがご不明な場合は、ウイルス対策ソフトウェアのメーカーにご確認ください。
使用環境、設定の変更をお試しください
周辺機器をはずしてどうかを確認します
プリンター、USBフラッシュメモリー、LANカードなど、追加した周辺機器の影響によって、動作が遅くなることがあります。
追加した周辺機器をすべて取りはずして動作を確認してください。改善した場合は、特にどの周辺機器が影響しているのかを特定するため、機器を1つずつVAIOに接続して動作を確認してみます。
なお、影響していた機器が特定できた場合は、その機器の新しいドライバーやアップデートプログラムが公開されていないかなど、情報がないかを周辺機器メーカーにご相談いただくことをおすすめします。
ドライバーの更新やアップデートプログラムのインストールにより、状況が改善される可能性があります。
常駐しているアプリを減らしてどうかを確認します
Windowsの起動時に自動で起動し、終了するまで常に動作しているアプリが原因で動作が遅くなっている可能性があります。
常に起動している必要がないアプリは、終了、または停止してどうかお試しください。
操作手順については、下記の関連Q&Aをご参照ください。▼関連Q&A:
[Windows 8.1] 常駐アプリを終了・停止する方法
デフラグを実行します
保存されているデータとデータの間にすき間ができてしまい、ファイルにアクセスする時間が長くなってしまうことがあります。
ハードディスク内のデータを整理して最適化する「デフラグ」を実行し、このすき間をなくすことで、症状が改善する可能性があります。デフラグを行う方法については、下記の関連Q&Aをご覧ください。
ウイルスに感染していないかを確認します
ウイルスに感染すると、知らないうちに大量のファイルが作成されたり、自動的にソフトウェアが実行されたりするなど、さまざまな現象が発生します。
ウイルスによって動作が遅くなっていないか、ウイルス対策ソフトウェアを使用して、チェックと駆除をお試しください。
電源プランの設定を変更します
電源プランが[省電力]に設定されている場合は、[バランス]や[高パフォーマンス]に設定されている場合と比べ、処理能力が下がっていることがあります。
[バランス]や[高パフォーマンス]に設定して、改善するかご確認ください。ただし、[バランス]や[高パフォーマンス]に設定を変更すると、バッテリー駆動時に駆動時間が短くなったり、PCの温度が上がります。
[コントロール パネル]画面を表示します。
[コントロール パネル]画面が表示されるので、[ハードウェアとサウンド]を選択します。
[ハードウェアとサウンド]画面が表示されるので、[電源オプション]を選択します。
[電源オプション]画面が表示されるので、[バランス]もしくは[高パフォーマンス]項目にチェックをつけます。
項目が表示されていない場合は、[追加のプランを表示]の下向き三角のボタンを選択して表示します。
以上で操作は完了です。
【参考情報】
[プラン設定の変更]をクリックして、詳細な設定を行うこともできます。
操作手順については下記の関連Q&Aをご参照ください。▼関連Q&A:
[Windows 8.1] 電源プランを設定する方法
「VAIOの設定」のCPUとファンの動作モードが、[静かさ優先]に設定されている場合は、[標準]や[パフォーマンス優先]に設定されている場合と比べ、処理能力が下がっていることがあります。
[標準]や[パフォーマンス優先]に設定して、改善するかご確認ください。
- 「VAIOの設定」を開きます。
▼関連Q&A:
[VAIOの設定]起動する方法- [電源・バッテリー]の項目を選択します。
- 「CPUとファン」の項目の下向きの矢印をクリックし、[標準]もしくは[パフォーマンス優先]を選択します。
以上で操作は完了です。