説明
◉ご注意一部のVAIO にはリカバリーでのデータ消去のほかに、BIOS 画面からストレージ内全てのデータを消去する「Secure Erase」機能が搭載されています。
このSecure Erase は、工場出荷状態に戻す「リカバリー(初期化・再セットアップ)」とは違い、ストレージ内のデータを全て削除することができます。
Secure Erase を実行後、再びVAIO をご利用になる場合は、事前に作成しておいたリカバリーメディアを使用して、工場出荷時の状態に戻す「リカバリー(初期化・再セットアップ)」を行う必要があります。◉削除されるデータ
- Windows、およびWindows 上に保存されているデータや設定
- パーティション構成
リカバリー領域
【事前確認】
Secure Erase の実行前に、必ず以下の確認事項をご確認ください。
本作業の前に、リカバリーディスクを作成していない場合は、必ず事前に作成してから作業を行ってください。
Secure Erase でSSD(もしくはHDD)のデータを消去した後に再度VAIOをご利用になる際は、リカバリーディスクを使用して、再度Windowsをインストールする必要があります。▼関連Q&A;
[Windows 10] リカバリーメディアを作成する方法
[Windows 11] リカバリーメディアを作成する方法ハードディスクパスワードを設定している場合は、作業の前に予め設定を解除しておく必要があります。
暗号化機能付SSD(OPAL2.0準拠)をご利用で、暗号化ソフトウェアで管理されている場合も、予め、事前に解除しておく必要があります。- データのバックアップはお済みですか?
必ずデータのバックアップを行ってから、作業を行ってください。
Secure Erase 後はWindowsは起動しないため、バックアップしたデータを再度ご利用になりたい場合は、別のPCへデータを移行するか Secure Erase 後にリカバリーメディアを使用して、VAIO を工場出荷時の状態に戻して頂く必要があります。- Secure Erase と通常のリカバリーとの違い
消去方法 リカバリーオプション フォーマットの種類 フォーマット後
※OS/ドライブ/パーティションの有無 Secure Erase - ストレージ上のデータ・構成を完全に消去
OS やリカバリー領域含むパーティションやその情報なども完全に消去なし VAIO のリカバリー
※工場出荷状態に戻す ファイルの削除のみ行う クイックフォーマット
*ドライブ上のデータテーブルを削除あり ドライブを完全にクリーンアップする 完全フォーマット(非暗号化時)
*すべてのセクターに 0 を書き込むあり
対象製品
■個人向けモデル
VJA121*
VJS112*
VJS121*,VJS122*,VJS123*,VJS124*,VJS125*
VJS132*,VJS134*
VJS141*,VJS142*,VJS143*,VJS144*,VJS145*
VJS153*,VJS154*,VJS155*
VJZ141*,VJZ142*
■法人モデル
VJPA11*
VJPF11*
VJPG11*,VJPG13*,VJPG14*,VJPG21*
VJPH21*,VJPH22*,VJPH23*
VJPJ11*,VJPJ13*,VJPJ21*,VJPJ22*
VJPK11*,VJPK13*,VJPK21*,VJPK22*
VJPZ11*
操作方法
[F3]もしくは[F4]ボタンを押しながら電源ボタンを押して、VAIO レスキューモードを起動します。
※VJA121*、VJPA11 は、VOL(音量調節)ボタンの+側または-側を押しながら、電源ボタンを押します。
一度データ消去を開始すると、途中でキャンセルはできません。
【参考情報】
以上で操作は終了です。
【参考情報】
Secure Eraseを行った後、再び電源を入れると、Windows が起動できない旨が表示されます。
再度VAIOをご利用になる場合は「VAIOレスキューモードを開始」ボタンをクリックし、VAIOレスキューモードを起動します。
その後、下記の関連Q&A を参照の上、リカバリーメディアを利用してリカバリーを行ってください。
▼関連Q&A;
[Windows 10] リカバリーメディアを使用してリカバリー(再セットアップ・初期化)をする方法
[Windows 11] リカバリーメディアを使用してリカバリー(再セットアップ・初期化)をする方法