対象
VJZ141*
説明
「VAIOの設定(VAIO Control Center)」はさまざまなVAIOの機能を簡単に設定することができます。
ここでは、2021年3月に発売のVJZ14* シリーズ向けの「VAIOの設定」について説明します。VJZ141*シリーズ以外のモデルをご利用のお客様は、以下の関連Q&A をご確認ください。
▼関連Q&A
[VAIO_PC] VAIOの設定「VAIOの設定」の起動方法については、下記の関連Q&A をご確認ください。
「VAIOの設定」でできること
項目 設定できること 電源・バッテリー CPUとファン いたわり充電 電源状態 入力デバイス ファンクションキー設定 タッチパッドの動作 キーボードバックライトの動作 キーの設定 Fnキーロック ハードウェア USB充電 USB Type-C 受給電 ネットワーク ネットワーク環境ごとのプロファイル設定 センサー 指紋センサーの動作設定 離席時の動作設定 着席時の動作設定 在席中の動作設定 その他 メッセージの再表示 「VAIOの設定」の初期化
電源・バッテリー
【CPUとファン】
電源接続時とバッテリー駆動時それぞれの場合の、CPUとファンの動作モードを設定することができます。
設定別の挙動
パフォーマンス優先
パフォーマンスを優先させるため、CPUの処理能力を最大限活かしつつ筐体表面温度が高温にならないような制御となるので、他のモードより全体的にファンが高速で動作します。
標準
一時的に高い負荷がかかる作業に対しても高いパフォーマンスで動作し、かつファンの回転数を抑制するバランスのとれたモードです。
通常はこちらの設定での使用をおすすめします。
静かさ優先
筐体表面温度が上がるような継続した作業を行わない状況であれば、ファン動作を極力抑えて動作させるモードです。
簡単な文章作成など、負荷が一時的にしかかからない作業に適したモードです。【いたわり充電】
VAIOを電源コードにつないで使うことが多い場合は、VAIOの設定にある「いたわり充電モード」をONにしてご利用ください。
VAIOのバッテリーの劣化を遅らせ、バッテリーの寿命を延ばす効果があります。
ただし、VAIOのバッテリー充電量を80%や50%に抑えるので、バッテリー駆動時間は短くなります。いたわり充電は、VAIOの設定でスイッチをON/OFF するだけで利用できます。
外へ持ち出す際だけいたわり充電をOFFにし、100%まで充電して利用するなど、上手にご活用ください。いたわり充電の充電モードは2種類あります。詳細は以下の通りです。
いたわり充電モード(80%)
約80%の容量まで充電します。
100%の充電時よりもバッテリー駆動時間は短くなりますが、バッテリー寿命が長持ちします。
バッテリーでの使用がやや多い方におすすめです。いたわり充電モード(50%)
約50%の容量まで充電します。
100%の充電時よりもバッテリー駆動時間が半分になりますが、バッテリー寿命が長持ちします。
ほとんどの場合をAC電源につないで使用する方におすすめです。下記の関連Q&A もご確認ください。
【電源状態】
その時のVAIO Z の電源状態を表示します。
付属のType-C PD充電器や、その他市販のType-C PD充電器、モバイルバッテリーなどの充電機器を接続している場合は、接続している充電機器の持つW数が表示されます。
VAIO Z に付属のType-C PD充電器を接続すると「接続されている充電器:65W」と表示されます。
バッテリー駆動時は「接続されていません」と表示されます。
45W未満、15W未満のType-C 充電器を使用している場合、画面上にトースト表示で2種類の注意文が表示されます。
入力デバイス
【ファンクションキー設定】
Fnキー + F8~F12の組み合わせに、新たに機能を割り当てることができます。
設定を切り替えるための機能割り当てや、ショートカットキーとしての割り当てができます。
【参考情報】
新たに割り当てる機能によって、割り当てたキーを実行すると 画面右側に設定のメニューが表示されるようになります。
「CPUとファン設定」を割り当てた場合
「キーボードバックライト設定」を割り当てた場合
「Dolby®モード切り替え」を割り当てた場合
※表示されたメニュー下部にある「Dolby®のアプリを起動する」をクリックすると、ドルビーオーディオアプリ が起動します。
「マイク効果設定」を割り当てた場合
※Realtek Audio Console アプリとも同期が取れた状態になります。
【タッチパッドの動作】
タッチパッドを利用する場合はON、利用しない際にタッチパッド全体をオフにすることかできます。
Fnキー+F1キーを押しても同様の操作を行う事ができます。【キーボードバックライト】
ACアダプターを接続している場合と、バッテリー駆動時それぞれのキーボードバックライトの挙動を設定することができます。
「常に点灯する」「いずれかのキーを押した時に点灯する」「点灯しない」のほか、消灯するまでの時間を設定できます。【キーの設定】
【Fnキーロック】キーの設定、Fnキーロックに関しては、下記の関連Q&A をご参照ください。
ハードウェア
【USB充電】
「USB充電」の機能については、下記の関連Q&A をご確認ください
▼関連Q&A
[VAIO_PC] シャットダウンした(電源を切った)状態、休止状態、スリープモード時にUSB機器を充電する方法【USB Type-C 受給電】
USB Type-C ポートを使った「5Vアシスト充電」に関する設定を行えます。
ご利用の充電機器からの受給電電流に合わせて、1.0Aか、1.5Aを選択してください。
(USB Type-C を使った「Power Delivery」での充電ではありません。)「5Vアシスト充電」は、スマートフォン向けの小型5Vモバイルバッテリーや充電器で、VAIOに給電・充電できるようにする機能です。
(使用状況によっては消費電力が、給電速度を上回るケースがあります。)
ネットワーク
【ネットワーク環境ごとのプロファイル設定】
自宅や職場などの移動先のネットワーク設定を登録し、各移動先で自動的に切り替えることができます。
設定の詳細については、下記の関連Q&Aをご確認ください。
センサー
VAIO User Sensing™
新搭載された人感センサーに、従来モデルから搭載する指紋・顔の2つの生体認証を組み合わせることで、ユーザーを煩わせることなく強固なセキュリティーを実現します。【指紋センサーの動作設定】
「ワンアクションログオン」
指紋センサーの動作設定 をオンにすることで、VAIO Z に搭載されている電源ボタン一体型指紋センサーを使って、電源ボタンを押すと同時にBIOS/OS/もしくは両方の指紋認証が行われ、パスワードを入力することなくログオンできる機能です。【事前確認】
予め、ご利用のアカウントに Windows Helloの指紋認証を設定しておく必要があります。
Windows Hello の指紋認証を設定する方法は、下記の関連Q&A をご確認ください。Phonix PassKey の指紋認証にも対応しています。
利用する際は Windows Hello の指紋認証設定の後に、BIOS パスワードの設定を行い(Machine Password/User Password)、Phoenix PassKey Device Manager で指紋センサーを登録しておく必要があります。
Phoenix PassKey の指紋認証に関する操作方法は」下記の関連Q&Aをご確認ください。
【離席時の動作設定】
人感センサーを使った「離席時の動作」を設定します。
PCの前から離れると、PCを自動的にシステムをロック状態に以降し、モダンスタンバイに移行します。
外部モニタを接続した時と、非接続時で設定を分けることができ、画面を暗くするまでの時間と、暗くなった後 ロックするまでの時間を設定できます。
※動画再生中や、ユーザーが操作している間は、離席ロックを一時的に無効にする機能を持っています。【着席時の動作設定】
オンにすると、PCの前に座るだけで、復帰・ログオンし使用可能な状態へ移行します。
Hello Cameraと組み合わせて使用することで、タッチレスログインが可能になります。【在席中の動作設定】
オンにすると、PCの前に居るときは、一定時間操作がなくても、ディスプレイオフやスリープ、クリーンセーバーへの移行を停止します。
その他
【メッセージの再表示】
VAIOに関する設定で「次回から表示しない」をチェックしたメッセージを、再度表示されるように設定を変更します。
例えば、起動時に表示される以下の画面で「今後この画面を表示しない」にチェックをつけた場合も、メッセージの再表示で再び表示されるようになります。
【「VAIOの設定」の初期化】
それまでに「VAIOの設定」で変更した設定を、出荷時の状態(初期状態)に戻す機能です。