リカバリー(再セットアップ・初期化)やデータをバックアップする際の確認事項

対象モデル
すべて
対象OS
Windows 11,Windows 10

Q. 質問

リカバリー(再セットアップ・初期化)やデータをバックアップする際の注意事項を教えてください。

A. 回答

リカバリー実施前後と「手順」に注意事項があります。

確認事項をお読みいただき、必要なデータのバックアップが完了してから、リカバリーを行ってください。
詳細につきましては、以下のリンクよりご確認ください。

事前確認

Windows 10、およびWindows 11プリインストールのVAIOにおけるVAIOのリカバリー機能は、OS標準の回復オプション(リカバリー)の仕様に準じています。
このため初期設定時より、インターネットに接続していると、Windows UpdateによるOSのアップデート状況に合わせ、リカバリー内のデータも順次更新されていきます。
初期設定完了後にリカバリーを行っても、工場出荷時と完全に同じ状態になりませんので、あらかじめご了承ください。

  1. リカバリー前の作業と確認事項
  2. リカバリーの手順とご注意
  3. リカバリー直後での動作確認

1.リカバリー前の作業と確認事項

データのバックアップを行います

リカバリーには「個人用ファイルを保持する」リカバリーと、データやアプリを「すべて削除する」リカバリーがあります。
「全て削除するリカバリー」の場合は、SSDやハードディスク上にあるすべてのファイルが消えてしまいます。
「個人用ファイルを保持する」リカバリーの場合も、データや設定などは全て消えます。
リカバリーの前に、大切なデータは必ずCDやDVDなどのメディアや、 USBメモリー、外付けハードディスクなどの外部記憶媒体にデータのバックアップ を行ってください。

  • インターネット・メールなどの設定もすべて初期化されますので、設定方法等をご確認ください。
    リカバリー後に、あらためて設定していただく必要があります。

  • デジタル放送を録画したデータや、特定のアプリを使用する音楽データなど、著作権保護されたコンテンツをバックアップする場合は注意が必要です。
    次項の 「著作権保護されたデータのバックアップを行います」をご参照ください。

  • データのバックアップを行った際は「どこにデータをバックアップしたのか」、「正常にデータがバックアップされているか」を必ずご確認ください。

  • 保存したデータがショートカットアイコンになっていないかを必ずご確認ください。
    ショートカットアイコンである場合は、必ず元データのバックアップを行い、差し替えてください。
    ※ショートカットアイコンをバックアップしてもバックアップにはならず、データを戻すことはできません。

    ショートカットアイコン

  • Microsoft Officeを含む「他社製アプリ」のデータバックアップについては、VAIOサポートセンターではご案内できません。
    リカバリー前にバックアップの必要性や方法、復元方法について、アプリのメーカーにお問い合わせください。

  • バックアップは、お客様の責任のもとに行っていただく操作です。
    弊社ではお客様のデータの補償はいたしかねますので、あらかじめご了承ください。

注 意
追加インストールされたアプリのバックアップについて
  • お客様がご自身でインストールされたアプリは、データのバックアップだけでは、リカバリー後に使用できません。
    リカバリーが完了した後に再度インストールが必要となりますので、インストール用のメディアやインストーラーファイルがお手元にあるかをご確認ください。

  • リカバリーをする前に、必ずデバイスの暗号化を無効にしてください。
    デバイスの暗号化を行ったままリカバリーをすると、暗号化したデータを読み取れなくなります。

  • TPMセキュリティーチップが搭載されたモデルの場合は リカバリーをする前に必ず暗号化したデータを復号化してからバックアップを行ってください。
    TPM機能を使用し、暗号化を行ったままリカバリーをすると、暗号化したデータを読み取れなくなります。

    Windowsが起動しないなどの理由で、バックアップがとれない場合は、緊急時復元用トークンなどを使用して、TPMの設定を復元してください。
    なお、復元できなくなったデータは読み取れませんので、ご注意ください。

  • Windowsの暗号化機能を利用している場合のバックアップについて
    Windowsの暗号化機能を使用し、暗号化を行ったままリカバリーを実行すると、暗号化したデータを読み取れなくなります。

    リカバリーをする前に、必ずBitLocker暗号化や、デバイスの暗号化を解除してから、バックアップを行ってください。
    なお、復元できなくなったデータは読み取れませんので、ご注意ください。

著作権保護されたデータのバックアップを行います

ダウンロード購入した音楽データや、地デジチューナー等を介して録画したテレビ番組のデータなど「著作権保護されたコンテンツ」は、個別にバックアップを行う必要があります。
Windowsの機能などを使ってそのままデータファイルをバックアップしても、データベースの管理情報に不整合が生じて、再生ができなくなる場合があります。
リカバリー前のバックアップや、バックアップしたデータを戻す場合の操作方法については、利用しているアプリや周辺機器により異なります。
アプリや周辺機器の提供元へご相談ください。

周辺機器や接続ケーブルをはずします

外付けマウスや、プリンターなどの周辺機器はすべて取りはずします。
ACアダプター以外の、全ての接続ケーブル(LANケーブルや外部ディスプレイ、その他有線接続の周辺機器)もすべて外してください。

増設物(メモリー含む)をはずします

トラブルの原因が本体に起因するものかを特定するため、増設物があれば取りはずします。

注 意

メモリーを増設したときに標準のメモリーを取りはずしている場合は、リカバリーを実行する前に、工場出荷時に搭載していたメモリーに戻してください。

2.リカバリーの手順とご注意

リカバリーの種類
  • 「個人用ファイルを保持する」リカバリー
    ※アプリや設定などは削除されますが、個人用のデータを残すリカバリー
  • 「すべて削除する」リカバリー
    ※個人用ファイル、アプリ、設定等を全て削除するリカバリー

ご使用のモデルにより、実行できるリカバリーメニューが異なります。詳細は「リカバリーの操作方法・手順」をご参照ください。
通常は、Cドライブのリカバリーを推奨しています。

リカバリーの操作方法・手順

各モデルのリカバリー方法については、下記の関連FAQを参照してください。

「Microsoft Office」など付属アプリのインストールについて

ご使用のモデルによっては、リカバリー後に「Microsoft Office」など、一部の付属アプリをインストールする必要があります。
「Microsoft Office」をインストールする方法については、下記の関連Q&Aをご参照ください。

注 意

有償で販売しているリカバリーメディアには、Microsoft Officeのインストーラーが含まれていません。
各種Microsoft Officeインストーラーの入手方法と再インストール方法については、上記の関連FAQを参照してください。

一部のドライバーは、有償で販売しているリカバリーメディアに含まれていません。
リカバリー完了後にWindows Updateを実施していただくと、Windows Update経由で追加されますので、Windows Updateを実施してください。

3.バックアップデータを復元します

リカバリー直後での動作を確認します

リカバリーを行う前に発生していた問題に対して原因を特定するためは、リカバリー直後での動作確認が必要です。
リカバリー直後にファイルシステムを変更したり、アプリの追加インストールやバージョンアップなどを行わない状態での動作をご確認ください。
ただし、リカバリー直後の状態では「Microsoft Office」などの一部の付属アプリがインストールされていない場合があります。
購入時にインストールされていたアプリはインストールを行ってください。

周辺機器やアプリなど追加しない状態で現象が再現しない場合は、その後に追加したアプリや機器が原因であると推測できます。

ウイルス・セキュリティー対策について

リカバリーを実行すると、工場出荷時状態に戻ります。
セキュリティーを向上させるため、動作確認後に「Windows Update」などを適用し、Windowsやドライバーを最新の状態に保つことをおすすめします。

バックアップデータを復元します

バックアップを行う際に、ご参照いただいた項目やWebページを再度ご確認の上、バックアップデータを戻してください。
なお、インターネットの設定に必要な情報などについては、ご契約のプロバイダーへご確認が必要です。

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